昨年からはじまったこのイベントには、当日3,500人以上(昨年は約1,000人の参加者と約700この灯籠)の参加者によって灯籠が灯され、5,380ユーロの寄付及びチャリティーが集まりました。北イタリアの街ボローニャでは、起源1088年といわれる世界最古のボローニャ大学を中心に、地元の文化活動組織との連動により、さまざまな文化研究・交流が行われています。
今回のイベントは、日伊の文化交流活動を行うNPO団体NIPPONICAの主宰により、イタリア外務省、在ミラノ日本総領事館(ミラノ) 、日本文化会館 – 国際交流基金(ローマ)、エミリア・ロマーニャ州、ボローニャ市、Alma Mater Studiorum (ボローニャ大学)からの後援を受けて実現されたものです。
当日は、メイン企画の灯籠流しの他に、イタリアの第一次大戦参戦からちょうど100年、また、原爆投下と第二次世界大戦の終焉70年を迎えるに際し、20世紀初頭から太平洋戦争の終わりまでの日本の軍事的行為について演出された舞台「Scene da una “rivoluzione(pochissimo)controllata”. Ascesa, folies e caduta del Grande Giappone」も催されました。
また、イベントへの寄付に加え、チャリティーを目的に製作されたニッポニカ・オリジナルカレンダー、そしてお寿司や日本茶、アイスもなかなどの販売が行われました。当日の売り上げの半分は、2011.3.11にて津波の被害を受けて石巻市渡波小学校の児童支援へ、もう半分は、2012年5月に地震が起きたボローニャ近郊のモデナ県ノヴィ市の公園再建へ寄付されます。
「美しい光りは平和への希望 この祈りをここイタリアで灯せる機会に感謝をこめて」
Lighting Creative Studio from Yokohama JAPAN, TOL STUDIO INC.